インターネットで購入する機材の価格
例えば 厨房冷蔵庫
以前、
見積書の「一式」表記はダメ!
というメールを配信いたしました。
今回は、それに付随する内容
「インターネットで購入する機材の価格」について。
さて、
見積書の中身を見ていくと、
機材の名前と金額が表記されていますね。
例えば、
厨房冷蔵庫の入換え工事などでは
業務用冷蔵庫 本体の型式
なども記載されています。
見積書よりネットの機材価格の方が安い
昨今、
かなり専門性の高い部材で無い限り、
インターネットで取り寄せることが可能です。
業者さんもネットで購入していることよくあります。
そのため、
部材名や型番を検索すると
本体代がいくらか なんとなく分かります。
ものだけ見ると見積書よりネット価格の方が安い!
そんなことも しばしば。
ですが、ご注意ください…
ネット価格は比較にならない?
ネット価格は、
「100%比較対象」とはならない場合があります。
保障や送料の話もありますが、
最も大きな理由が、
施工業者の見積書に記載の機材価格は、
取り寄せから設置までの総額を
考慮したうえでの金額だからです。
つまり、
ネット販売は「お届けがサービスの終点」
施工業者さんは「設置完了がサービスの終点」
なので、
商品だけを販売する通販とは金額差が生じます。
当事務所が見積書を査定する場合、
一定の基準をもとに、多少の差額なら配慮すべきと考えます。
・「施工」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2021年10月18日 (金) 21:46 UTC、
URL: https://ja.wikipedia.org/wiki/施工
ネット価格に比べ「かなり高い」
ですが、たまに差額が大きいこともあります。
そういった際は、
「部材取り寄せ」と「設置工事」を分けてもいいか
施工業者さんに聞いてみましょう。
施工業者さんは責任の所在が曖昧になることを嫌がりますので、
あまり据付のみの工事は行いたがりません。
「持ち込み費」を加えるかもしれません。
ですが、
持ち込み費を考慮しても差額が大きい場合や
発注者側でネットで購入した部材を
工事まで保管しておける物理的スペースがあるのであれば、
交渉してみても良いかもしれません。
誰が取り外すのか…
最後に…
例えば、業務用冷蔵庫の設置後数カ月で本体に不具合が見つかった際、
ネット購入品ですと、
「保障期間内なので、返送くだされば新品を再送します」
となるわけですが…
誰が取り外しと再設置をしてくれるのでしょう?
…これが提供するサービスの差です。
ブログの著者
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◇ 見積価格1000万円・査定による減額97万円の工事:《出動費170,000円》
◇ 見積価格13万円 ・査定による減額2.1万円の工事:《出動費2,700円》