エレベーターのリニューアル費を削減

ホワイトオウルの エレベーター の リニューアル 費用についてのノウハウ

エレベーター の リニューアル費

エレベーターのリニューアルまでの期間が
どのくらいかをご存知ですか?

法定耐用年数  17年
メーカーの公表 20~25年
国土交通省   30年

と明記されています。

ただし、機械設備というものはどれも如何様ですが、
やはり稼働状況によって違いがでます。


当事務所にて対応した案件でも、
「37年もののエレベーターリニューアル」
を実施させていただいております。

当事務所が修繕計画を作成し、
長期的に追従補正を行う場合は、
約25年を基準に
その後細かく稼働率に応じて様子を見ていきます。

仮にリニューアル工事が1000万円の場合、
25年で割ると、1年当たり40万円。

エレベーターの寿命が1年延びるということは、
生涯コストが40万円削減されたと同意です。
「少しでも長く利用したい」は、有益なコスト削減です。


ただし、

「安全性や乗り心地の劣化には 十分に注意すること」

これはしっかりと考慮しましょう。

リニューアル会社のパターン


さて、エレベーターのリニューアルを行う会社には
大きく2種類あります。

メーカー系独立系 です。

メーカー系というのは、
エレベーター本体や部品の
製造を行っている会社です。
リニューアルやメンテナンスも行います。

独立系とは、
製造を行っておらず、
また、メーカーの傘下に無い会社です。
いくつかのメーカーのリニューアルやメンテナンスを専門で行います。

リニューアルやメンテナンスの費用ですが、
まず間違いなく
独立系の方が安いと思って良いです。

なぜなら、メーカー系
メンテナンス費などに
開発,製造コストを上乗せするからです。

しかし、メーカー系にもしっかりと
メリットがあります。

それは
安心ブランド力などもそうですが、
社員数や支店が多く緊急時の対応力が高い
ことです。

この点は、
地震大国の日本においては重要な点です。

コンプライアンスが重要な施設などにおいては、
取引業者の選定も事業に直結する重要なファクターとなります。

エレベーター の仕組み

また、エレベーターには

  • ロープ式
  • 油圧式
  • 水圧式

・「エレベーター・構造」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2005年8月21日 (日) 21:19 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/wiki/エレベーター#トラクション式
※ウィキペディアでは、ロープ式をトラクション式と表記していますが、同様と認識ください。

など、種類がありますが、ここ近年
メーカー系はロープ式しか対応しない方針です。

既存が油圧式ですと、ロープ式への更新一択で
リニューアル工事を提供してきます。

ちなみに、

独立系で油圧式のままリニューアルすると
ロープ式への更新に比べて半額近く安いこともあります。

ただし、昨今どのメーカーも油圧式の扱いを減らしており、
リニューアルに必要な部品自体が廃版となっていることも。

提案を揃える必要性


こういった部分は、
各施設様悩まれる点かと思います。

ですので、

リニューアル工事を予定する際は、
必ずメーカー系と独立系の両方から
提案と見積をもらう

ようにしましょう。

施工業者の都合を考慮してみる


さて、最後に…

エレベーターのリニューアルを実施する際、
必ず運転停止期間が生じます

これ以外と大きな問題です。

そのためオフィスビルなどは、
工事費が割高になっても
正月やお盆の時期を望みます。

逆に、商業施設などは、
お客様の少ない閑散期を狙います。


一方、リニューアル会社は
そういった特定時期以外の施工を必要としています。

つまり…
こちらが工事時期の調整を提示できれば、
そこに価格交渉の余地があることもあります。

当事務所でも
施設側の調整努力のかいあって
大きな減額交渉を叶えたことがあります。
(時期以外の点も含めて総額28%の削減)

《当事務所のサポート内容はコチラ

エレベーターは建物内のインフラです。

 

安全性や乗り心地、既存不適格としての配慮等
リニューアルには様々な要因がありますが、

満足のいく改修を進めるためにも
エレベーター会社や管理会社に頼り切らず、
自社の所有する施設の用途や利用層に応じた工事を
検討することをお勧めしております。

ブログの著者

施設・店舗のコスト削減@ホワイトオウル
施設・店舗のコスト削減@ホワイトオウル
【健全で持続的な 施設,店舗の活用を支援】

・110社5600件以上の工事精査実績
・40以上の施設管理マネジメント

設備監査事務ホワイトオウルでは、
工事精査部門を持たない事業者様、工事経験の知見が少ない店舗様に向けた、施設管理や工事発注についての無料相談窓口を設けております。
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ホワイトオウルでは、修繕や改修などの工事(設備更新)に向けて、施工内容や価格の査定を実施、より工事を発注しやすいものとするための支援をしております。費用は実質無料です。査定や交渉にて工事価格が改善された場合のみ、削減額の一部を出動費としてご請求となります。工事に費用的メリットが発生しなかった場合の請求はございません。

▼過去実績の手数料額▼
対象の工事規模や内容によって異なりますが、削減額の10~30%を手数料とさせていただいております。
◇ 見積価格1000万円・査定による減額97万円の工事:《出動費170,000円》
◇ 見積価格13万円 ・査定による減額2.1万円の工事:《出動費2,700円》

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