ホワイトオウルのメールマガジン
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エアコンの寿命を縮める要因


読者 様

お読みいただき、ありがとうございます。
設備監査事務所ホワイトオウルです。


年々暑くなる日本の夏、
施設にもご家庭にも絶対欠かせない設備、
それがエアコンです。

今回は、そんな必需品「エアコン」
寿命を縮めてしまう要因をいくつか紹介いたします。

寿命が縮めば、更新費がかかるのは
避けられませんからね。


エアコンには、一般家庭用と業務用があり、
様々な仕様に応じた機能,型はありますが、
基本的な作りは
室外機 と 室内機
からできています。

まず、前提として知っていただきたいこと。
それは、

本体は「室外機」であること!

つまり、室外機の設置されている環境が
直接エアコンの寿命を決めるのです。

「なぜ」を話すとキリが無いので端的に
寿命を縮める要因をお伝えしますね。

①室外機の周囲が壁で囲まれている。
 熱交換(説明するのに30分必要…)が非効率となり、
 エアコンが過剰に頑張ってしまう。
 電気代も余計に食います…
 雪で埋もれてしまうのも同様です!

②水平に設置
 室外機の中にはモーターが入っています。
 そのモーターの軸が水平でないと、
 軸周りの劣化を早める要因となります。

③直射日光
 室外機は本体の温度が上がりすぎると
 自身が壊れないようにリミッターが働きます。
 強制終了ですので、機械ものとしては良くありません。
 エアコンの能力低下にも繋がります。

④建物等に固定する場合は、ゴムなどをかませる。
 防振処置というやつです。
 どちらかというと建物に影響を及ぼします。
 前述のとおりモーターを内蔵していますので、
 室外機は小刻みに振動しています。
 その振動が固定したネジまわりにヒビなどを
 発生させます。

⑤サビ
 実は雨程度では極端にサビを発生させません。
 問題なのは、設置場所の空気。
 海辺や温泉地などの空気は金属を酸化させる成分が
 多く、その成分が極端なサビを誘発。
 そういった問題を抱える場合、逆に水道水などで
 こまめに成分を洗い流したほうがサビの発生を
 防ぐことができます。

 なお、海辺でもないのにいつもサビで駄目になる…
 という方は、「塩害仕様」という商品があります。
 まぁ一般的な塩害仕様は「それなり」ですが…

⑥ガス漏れ
エアコンは管の中をガスで満たしています(大抵は)。
そのガスが漏れてしまうとエアコンの能力が落ちます。
ガス漏れの要因は様々ですが、能力が落ちたとき、
場合によってはガスの再補充が可能だったりします。
買換え一択でも無いのですよ。

ただし、一般家庭用エアコンくらいなら、
買い換えたほうが安いかもしれません。


ざっくりですが、寿命を縮める要因(の一部)です。
一部の業者さんかも知れませんが、

  • 設置工事が大変になる
  • 持ち出しの材料費がかさむ
などの理由から
わかっていて設置環境を考慮しないケースもあります。

また、室外機の設置場所を考えなかったため、
音や噴出す温風などが
近隣や通行人とのトラブルとなるケースも多い。


エアコンひとつとっても
なかなか奥が深いものですね。

利用する全ての人にとって「誇り」であり続ける。
そんな建物・店舗で溢れる社会を目指します。
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