ホワイトオウルのメールマガジン
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インターネットの価格


読者 様

お読みいただき、ありがとうございます。
設備監査事務所ホワイトオウルです。


前回、
見積書の「一式」表記はダメ!
というメールを配信いたしました。

今回は、それに付随する内容

「インターネットの部材価格」について。


さて、
見積書の中身を見ていくと、
部材の名前と金額が表記されていますね。

例えば、
厨房冷蔵庫の入換え工事などでは

業務用冷蔵庫 本体の型式

などです。

昨今、
かなり専門性の高い部材で無い限り、
インターネットで取り寄せることが可能です。

業者さんもネットで購入していることありますから。

そのため、
部材名や型番を検索すると
本体代がいくらか 結構分かります。

見積書よりネット価格の方が安い!
そんなことも しばしば。

ですが、ご注意ください!

ネット価格は、
100%比較対象とはならない
場合があります。


保障や送料の話もありますが、
最も大きな理由が、

施工業者さんの提示する本体価格は、
取り寄せから設置までの総額を
考慮したうえでの金額だからです。

つまり、
ネット販売は「お届けがサービスの終点」
施工業者さんは「設置完了がサービスの終点」

なので、
商品だけを販売する通販とは金額差が生じます。
当事務所では
多少の差額なら配慮すべきと考えます。

ですが、たまに差額が大きいこともあります。

そういった際は、
「部材取り寄せ」と「設置工事」を分けてもいいか
施工業者さんに聞いてみましょう。

施工業者さんは責任の所在が曖昧になることを
嫌がりますので、
「持ち込み費」を加えるかもしれません。

が、
持ち込み費を考慮しても差額が大きい場合や
ネットで購入した部材を
工事まで保管しておける物理的スペースがある
のであれば、交渉してみても良いと思います。 


最後に…
例えば、本体に不具合が見つかった際、

ネット購入品ですと、
「保障期間内なので、返送くだされば再送します」
となるわけですが、

誰が取り外しと再設置をしてくれるのでしょう?

…これが提供するサービスの差です。

利用する全ての人にとって「誇り」であり続ける。
そんな建物・店舗で溢れる社会を目指します。
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