漏水が起こる一番の原因

ホワイトオウルの 漏水 を起こす原因と対策

雨漏れ は起こるべくして

近年、建物の屋上や屋根からの雨漏れが多発しております。
しかも、どうにもできない理由からです…

 

皆様の施設、店舗、ご自宅。
雨漏れの被害が発生したことはございませんか?

よくバケツを置いてしのぐ写真を見たことございますね。
長く使っていれば、建物も経年劣化は避けられず、
適切なメンテナンスをしなければいつか、
屋根にも亀裂などが生し漏れが起こります。

構造物ですから仕方のないことです。

屋上や屋根には、
防水シート(もしくは塗装)が一般的に施されています。
ゴムや樹脂製の膜として、水の浸透を防ぐわけですね。

ですが、こちらも決して永久的に破れないわけではなく、
劣化し穴は空きます。

この防水層、更新には多額の費用がかかります。
ですから、雨漏れが発覚してから更新工事を検討することがほとんどです。

被害が無いうちからこのコストを支払うというのは、
なかなか決断しがたいところですね。

ですが、原理原則で言うとそうでもありません。

・「雨漏り」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2022年12月02日 (金) 21:19 UTC、
URL: https://ja.wikipedia.org/wiki/雨漏り

雨漏れ は、建物寿命を縮める要因

建物を最も劣化させる要因、それは間違いなく「水」です。
カビ・腐食・匂い…衛生環境の劣化から始まり、
木を腐らせ、鉄筋,鉄骨を錆させ、

建物の寿命を確実に縮めます。

また、屋根からの雨漏れは、
部屋内に症状として現れるとも限りません。
実は10年前からずっと屋根裏のカビを成長させていたかもしれません。

断熱材の仕様は様々ですが、
ウール材(綿状のもの)の場合、
絶対的に水分を嫌いますので水が入れば簡単にカビます。

原因不明の咳…
実は建物の見えないところで増殖するカビが原因でした。
なんてことも実際よくある話です。

雨漏れ は 水溜まりから

長くなりましたが、
冒頭の「どうにもできない雨漏れの原因」。

分かりますか?

答えは、異常気象です。

年々、日本の各地域で局所的な豪雨が発生しております。
しかも、観測史上最大という言葉を毎年聞いている始末。

実は、日本の建築基準法の水準では、この量の雨を想定していません。
自然排水の場合、排水する水の量は排水口や配管のサイズで決まりますが、
雨樋もベランダの排水口も昨今の豪雨をしっかり処理できるサイズではないのです。

見たことありませんか?
屋根を流れ降りた雨水が、雨樋で受けきれず溢れている光景。

ですが、だからといって雨が防水を突き破るわけでもありませんし、
どう雨漏れと関係するのでしょう?

実は、雨水を処理しきれないということは、
屋上やベランダに水たまりを発生させます。

この水溜まりが問題です。

メンテナンスが建物寿命を延ばす

常に水はけ良く流れていれば、乾くのも早い。
しかし、水たまりとなると乾くのが遅くなる。

水たまりがある状況で、日光があたると、
紫外線により防水層の劣化を早める可能性があります。

また、水たまりの底には、不純物(砂やチリなど)が溜まる。
それが根床となりコケなどが発生する。
コケが根床となり、強靭な雑草が生える。

植物の根は防水表面を這い、
防水の弱い部分(継ぎ目など)を見つけ貫けようとします。

勿論、新しい防水膜であれば植物に負けるようなことはありません。
しかし、例えば本当は25年もつはずの防水層が22年で穴が開く。
このようなことは十分にあり得ます。

だからといって、
では昨今の大雨に対応した構造にするべきかというと…
それはそれで費用が掛かります。

配管が太いと外観も悪くなり、嫌う方もいらっしゃいます。
外観を気にした建物には、雨樋を外壁に這わすことを嫌い、
建物内に雨水配管を隠した構造の建物もありますから。

 

少なくとも普段のメンテナンスで水溜まりの発生を避けられるのであれば、
それに越したことはございません。

・排水口が詰まっている。
・水の導線に障害物が置かれている。

まずは、そこから見直しましょう。
数百万の工事、2年でも3年でも早めたくはありませんからね。

ブログの著者

施設・店舗のコスト削減@ホワイトオウル
施設・店舗のコスト削減@ホワイトオウル
【健全で持続的な 施設,店舗の活用を支援】

・110社5600件以上の工事精査実績
・40以上の施設管理マネジメント

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