加湿器をおすすめしたいのですが…

事務所の湿度環境を改善したい…

特定建築物の対象となるオフィスビルにて、
湿度を上げたいというご相談をいただきました。

特定建築物とは「建築物における衛生的環境の確保に関する法律(ビル管法)」に基づき、
特定用途に利用される部分の面積が、3000m2以上の建築物と定義されていますが、
そもそも特定建築物の場合、空気環境の様々な項目で基準が定められています。

浮遊粉じんの量 0.15 mg/m3以下

一酸化炭素の含有率 100万分の10以下(=10 ppm以下)
※特例として外気がすでに10ppm以上ある場合には20ppm以下

二酸化炭素の含有率 100万分の1000以下(=1000 ppm以下)

温度(1) 17℃以上28℃以下
  (2) 居室における温度を外気の温度より低くする場合は、その差を著しくしないこと。相対湿度 40%以上70%以下

気流 0.5 m/秒以下

ホルムアルデヒドの量 0.1 mg/m3以下(=0.08 ppm以下)

そして特定建築物においては、
基本的に2ヵ月に1回の上記項目測定が義務化されています。
湿度においても40%~70%を維持するよう規定されています。

今回の事務所ですが、空気環境測定の結果、
湿度項目だけが冬季基準値以下となるとのこと。

ビル管法上の基準値を下回っている以上、
基本的には空間の湿度を上げる対策が必要となるので、
加湿器を設置する等の対策が必要ですが、
ひとつ気を付けなければならない事があります。

それは、湿度を上げすぎることは建物にとってマイナスとなる可能性があること。

たとえば、窓ガラスなどには結露が発生しやすくなり、
カビや内装の劣化が発生する可能性があります。

また、加湿器(特に業務用などの大型機器)がフィルターを備える商品の場合、
メンテナンスを十分に行なわないと、加湿器内の衛生状況が短期間に悪化し、
カビやウイルスの温床となる可能性が懸念されます。

その場合、逆に悪い空気を室内に噴出することとなり、
空気環境を悪化させるのです。

最近では、よりメンテナンスの行ないやすい製品や、
内部部品まで抗菌仕様とする製品が販売されています。

本来、環境を良くする為に設置するはずの加湿器ですが、
設置する際はその後の維持管理まで含めて検討することをお勧め致します。

ブログの著者

施設・店舗のコスト削減@ホワイトオウル
施設・店舗のコスト削減@ホワイトオウル
【健全で持続的な 施設,店舗の活用を支援】

・110社5600件以上の工事精査実績
・40以上の施設を管理してきた経験

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